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  • 2014.06.03 Tuesday
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『MUSIC』 古川日出男/新潮文庫

評価:
古川 日出男
新潮社
¥ 680

きょうだい猫を殺され、鴉に復讐を続ける猫スタバがいる。
猫と意思疎通をはかる技を身につけた少年佑多。走る少女美余。自分の中に女性の和美を作り出した北川和身。それぞれがそれぞれに過ごしているけれど、何となく、はっきりと共通しだすキーワードが‘猫’だ。アーティストのJ1の存在が出てきたとき、全てがそこに交錯する。


えーっとね…。

私、こういうの向いてませんでした。

夫の積読本の中にあった本です。自分で手に取って買った訳じゃない。
買う買う時に、夫に「…大丈夫それ。表紙で買って外さない?」と聞いた。
<だいぶ前に買ったのに、当の本人はまだ読んでない

文学?文芸? そういうジャンルでしょうか?

凄く読みづらくて、しかも冒頭で猫が死ぬ場面がある。
物語の中に、動物が死ぬ(殺される)場面があるの、凄く嫌なんです。
猫は特に。

文章にも登場する人物たちにも好感が持てない。
どうにか44ページ辺りまで読んだとき、どうしてくれようかと思ったけど、
読み始めて途中にするのが嫌いな私。
一気に読んじゃうしかない!と、どうにかこうにか読んだ。

作者が『痛快な小説を書きたかった』とあとがきにも裏表紙にもあるけど
痛快、とは、私は違いました。
大麻を売ってお金を得てるとか、猫の皮を着てるとか、
そういう、文章の一瞬の部分が気になって、濁って。

冒頭あたりの文章が途切れ途切れな感じがして読みにくいのも
タイトルがMUSICからして、言葉を、音符に、音楽に見立ててるのかもとも思いつつ
でも私には音は聞こえませんでした。

前作に『LOVE』というのがあって、それとつながりがあるようですが
読むつもりはないです。
<アマゾン見ると、評価高いですね

何か、読んで疲れました。
一応の達成感はあるのだけど、でも、二度と読まないと思います。

作者の方が、ソウルメイトが猫だといい、それも野良猫だというような方なので
そこに一種の敬意を表して★2つ、かな…。

そもそも、文学?文芸?系、読まない人なので、無理でした。ごめんなさい。


『猫』 クラフト・エヴィング商會/中公文庫

大佛 次郎,有馬 頼義,尾高 京子,谷崎 潤一郎,井伏 鱒二,瀧井 孝作,猪熊 弦一郎
中央公論新社
¥ 580

50年ほど前、昭和29年に中央公論社より出された本を
 アレンジして文庫化されたもの。

『お軽はらきり/有馬魑繊戞 悗澆弔舛笋鵝臣熊弦一郎』 
『庭前/井伏鱒二』 『「隅の隠居」の話/大佛次郎』 
『仔猫の太平洋横断/尾高京子』 『猫に仕えるの記 猫族の紳士淑女/坂西志保』 
『小猫/瀧井孝作』 『ねこ 猫―マイペット 客ぎらひ/谷崎潤一郎』
『小かげ・猫と母性愛/壺井榮』 『猫 子猫/寺田寅彦』
『どら猫観察記 猫の島/柳田國男』
『忘れもの、探しもの/クラフト・エヴィング商會』


文学なのか、今で云うエッセイなのか、何なのか。

昔の作家の、猫に関してかかれたものは、
内田百里搬與納]困脇匹鵑世海箸あり、
こちらは全然嫌な思いはなかったのだけれど・・・・・・

この『猫』は、もう読むのがきつかった。
文体が古いので読み難いのもあるのだけれど、
もう、何ていうか・・・・・・昔の人の猫への対し方に
裏表紙の解説にあるような
「猫を愛した作家達が」
という、風には感じられないものも多々。

洋猫は好きだけど、和猫は嫌いなんて書いてあったり、
産まれた仔猫を、1〜2匹残してあとは‘始末’した、みたいなこととか
あっさりさらっと書かれていることに、
いちいち引っかかって、苛立ち、悲しくなってしまう。
今でも、こういう人っているだろうけど。

気持ちよく読める内容のものが、とても少なかった。

文庫化に際し付け加えられたらしい、最後の
『忘れもの、探しもの』は、凄く好きです。



『天使猫のいる部屋』 薄井ゆうじ/ハルキ文庫

オンライン書店ビーケーワン:天使猫のいる部屋
天使猫のいる部屋
薄井 ゆうじ著

主人公・野見山ツトムはコンピュータ・グラフィックス大賞の受賞式の会場で、さち子と出会う。貝塚修の依頼で、‘猫の手’を作って欲しいと云うのだ。CGで黒猫の前足を作り、猫と同じように動かせるように、という依頼をツトムは受けた。次は耳の依頼、次はしっぽと依頼は続き、どのくらいかして修ことサムと顔を合わせる。
電子ペットを作るという彼と協力してそれを作り上げるが、発売を待たずにサムはこの世を去ってしまう。電子猫は天使猫と呼ばれ大ヒット。さち子から、死んだサムから手紙が来たと知らされ、ツトムは彼の遺したパソコンにあるものを見つける。それはもう1人のサムだった・・・。


ここに書くために再読。
やっぱり分類に悩む・・・。SFとも違うだろうし、ホラーでもないだろう。
<初めて読んだ時、実はちょっと怖さを感じたのだけど
勿論ミステリでもない。ので‘物語’。

1991年に書かれている、というのが驚き。
インターネットも、電子ペットもまだなかった頃だろう。
<パソコン通信はあったけど
‘たまごっち’より前に書かれてる小説。
でも、人間がそういうものに夢中になる、という心理が既に書かれてる。

最後の40〜50ページくらいまでは、とても面白い。
そこまでが面白いだけに、最後が「・・・・・・はあん?」ってなってしまう。
私の脳みそが理解できないだけかもしれないけど、つまらないのだ、終わり方が。
最初に読んだ時の感想と同じことを思ったものもあれば、
違うことや新たなこともあるけど、‘終わり方がつまらない’
という気持ちは同じ。

面白さや勢いが、いきなり中途半端にぶった切られる感じ。
それも狙いなのかもしれないけど、消化不良さをとても感じる。

前と別な気持ちに感じたのは、架空の世界のことなのだからこそ、
死なないで欲しいと思った。電子猫に。
生きていれば、死ぬ。電子ペットにもその権利はある。
そういうことなのかもしれない。
------------

『しっかり生きるんやでエンちゃん』 藤澤・作:森田あずみ・絵/どうぶつタマコロ文庫

オンライン書店ビーケーワン:しっかり生きるんやでエンちゃん
しっかり生きるんやでエンちゃん
藤沢 ・作/森田あずみ・絵

1995年1月17日。阪神淡路大震災。
被災したのは人間だけじゃなく、多くの動物達もだった。
短いしっぽの三毛の仔猫。震災を生き延びて、幸せになるまで。


同じ年の2月22日。東京で行われた猫の日フェスティバルに、
この三毛仔猫、エンちゃんがいたそうです。
神戸へ救援活動に訪れていた高野さんという男性に拾われて。

この本は、創作であり現実でもあると思う。
エンちゃんがどんなことがあって一人でいたのか判らないから、
周りの人間も作者も想像することしかできない。
でも、同じ状況だった猫はきっといただろう。

最初に拾われてることは判っているから、安心はできるのだけど、緊張感もある。
助からなかった仲間もいる。

震災の時、「人間が大変な時に犬猫なんて構ってられるか」と云った人もいたと
いうのを何かで読んだ。
余裕がないときにそういう言葉が出る人もいるだろうけど、こういう人は
そもそも日頃から動物を大切にして暮らしていなかった人だろう・・・。

震災から11年。エンちゃん、今も元気で過ごしているかな。

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『ペロー童話集』 シャルル・ペロー;天沢退二郎訳/岩波少年文庫

オンライン書店ビーケーワン:ペロー童話集
ペロー童話集
ペロー〔著〕 / 天沢 退二郎訳

童話十編。
「眠りの森の美女」「赤頭巾ちゃん」「青ひげ」「長靴をはいた猫」「妖精たち」「サンドリヨン」「巻き毛のリケ」「おやゆび小僧」「ロバの皮」「おろかな願い」


『長靴をはいた猫』が読みたいなと思い、たまたま見つけた本。
タイトルを見て判らなくても、読んでみると「ああ、この話か〜」というのが殆ど。
長靴をはいた猫は、シュレック2を見たときに、何で名前がないのと思ったけど
もとのお話にも名前はなくて、ただ‘猫’なのね(^^;
<この話以外に猫は出てきてないかも(汗

『巻き毛のリケ』は初めてだと思う。
あとがきを読むと、これには類話が見当たらないということで、ペロー作なんでしょうか。
美しいけど頭の悪い姉と、醜いけれど賢い妹が出てくるというのは、
何となく石長姫(不器量な姉)と木花咲耶姫(美しい妹)を思い出したけど。
『ロバの皮』も覚えてない。

一話一話の終わりに‘教訓’が書いてあるのが面白い。
覚えている話と違う展開が続いていたり、続きがなかったりする話もあるし、
裏表紙に小学5・6年以上とあるけど、大人が読んでも面白いんじゃないかな。

ネタバレはないですが、長いので続きへ。

『マンゴーのいた場所』 ウェンディ・マス作/金の星社

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マンゴーのいた場所
ウェンディ・マス作 / 金原 瑞人訳

主人公ミアは8歳のその日まで、他の人もそうだと思っていた。文字や数字、音には色がついているものだと。でも自分が普通と思っていたそれが、他の人には見えないと知り、家族にも親友にもそれを隠して過ごし、13歳になる。
自分を本当に判ってくれるのは猫のマンゴーだけ。おじいちゃんのお葬式の日に現われた、おじいちゃんと同じ目をしたマンゴー。目の色がその色だからじゃない、マンゴーの鳴き声の色がマンゴー色だから・・・。


共感覚をもって生まれた少女が、自分のその感覚のことを知り過ごす季節の物語。
という感じかな。小中学生向け、だと思う。
主人公のミアの一人称だけで進む。

どのくらいか前から共感覚に少し興味があり、『ねこは青、子ねこは黄緑』
という本があるのを知り、読みたいなと思ったのだけど、こちらは少し
難しい部分もあるようなので、他に簡単に入れる本がないかなぁと思ってたときに
見つけたのがこの「マンゴーのいた場所」。

共感覚は、五感のうち、二つ以上の感覚が同時に起きる知覚現象。
大変かもしれないけれど、楽しいんじゃないかなぁと思った。
でも音を聞いて味を感じたりする人もいるようなので、それは大変かも?
夢の中で食べたものの味を感じるのと少し似てるのかな<夢の味、感じるので

思春期のミアが一つの事に集中してしまい、他の事がおろそかになるのが、
一人称で進んでるのでミアの気持ちが判るにも関わらず、苛々するところもある(^^;
自分が同世代だったら思わなかったかな。どうだろう。
タイトルのわりに、そんなに頻繁に猫は出てこない。重要ではあるけど。

『ケンブリッジの哲学する猫』 フィリップ・J・デイヴィス/ハヤカワ文庫

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ケンブリッジの哲学する猫
フィリップ・J.デイヴィス著 / 深町 真理子訳

イギリスの田舎で産まれた彼女は、ケンブリッジ大学を住処に決めた。彼女は灰色と白の猫。ケンブリッジで付けられた名前は‘トマス・グレイ’。人気者になるが、彼女はただの猫ではなかった。思索し、哲学する猫なのだ。彼女と懇意になった数学者のファイストは、彼女の協力で研究していた難題を解き、恋愛の手助けも!?

こう書くとちょっと面白げなんですが・・・個人的にはかなり読みづらかった本です。
今回読むのは二度目だけれど、一度目に読んだあと‘もう二度と読まないかも’と。
<ここに書くために読み返しました

展開がつまらない訳じゃないんだけれど、文章とかが私には凄く読みづらかった。
ちょっと読んでは眠くなって寝ちゃって、翌日またちょっと読んで眠くなる・・・を繰り返し。
読みやすい部分と何云ってるのか判らない部分と(苦笑)
話が専門的なことになると途端に気が萎える(^^;

ハヤカワ・ノンフィクション文庫から出ているけれど、ノンフィクションとフィクションを
合わせたものらしいです。
トマス・グレイも実在するようで、その他の登場人物も多分。
読んでいて何処までが真実で何処からフィクションなのか判らないけど、
専門的な話の部分で飽きなければ楽しめる本ではないかと思います。

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