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  • 2014.06.03 Tuesday
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『不思議の国のアリス』 ルイス・キャロル:河合祥一郎訳/角川文庫

評価:
ルイス・キャロル
角川書店(角川グループパブリッシング)
¥ 460

退屈な昼下がりに、アリスはチョッキを着て懐中時計を持った急ぎ足の白ウサギを見つけ、つい追いかけました。白ウサギを追って入った穴に入ると、どんどん落ちて・・・・。
たどり着いたのは不思議な世界。大きくなったり、小さくなったり、動物はみんな喋るし、みんなおかしなことばかり云っていて・・・・。


映画のアリスを観る前に、予習と云うか復習と云うかで買ってみたのだけど
結局、映画を観る前には読めず、すっかりこんな時期。
そもそも、多分実家にも違う版の文庫があると思うけれど、
こちらの訳が読みやすいというレビューを見かけて。

子供の頃にも読んではいる筈なのだけど、
どうも私は『鏡の国』の方が好きで、そっちばかり読んでいて、
こっちの不思議の国の記憶は、とてもうつろ。
キャラクタは何となく覚えていても、話はろくに覚えてなかった。

だけど、ほんとこれ、凄く読みやすかったです。
以前読んだ時、鏡の国もそうだったけれど、
言い回しがとても読みにくかったと思う。

でも、この不思議の国は、とても読みやすかった。
英語で韻とかふんでるのを日本語で面白く訳すの難しいだろうなぁ。

この直前に、『地下の国のアリス』を読んだけれど
やっぱりチェシャーネコには出てきて欲しい。
映画のおかげで、すっかり頭の中では、帽子屋がジョニデっぽいです。


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『猫弾きのオルオラネ』 夢枕獏/ハヤカワ文庫

猫弾きのオルオラネ
猫弾きのオルオラネ
夢枕 獏

白く長い髭、背の高い痩せたサンタクロース、そんな外見の老人、オルオラネ。彼は猫を弾き音楽を奏でる謎の人物。何かに失望したり心に影を抱えた‘ぼく’達は皆、彼に惹かれ、癒される。
「ねこひきのオルオラネ」「そして夢雪蝶は光のなか」「天竺風鈴草」「こころほし てんとう虫」「年末ほろ酔い探偵団機廖崘末ほろ酔い探偵団供歙稾訌陲力叩檗廖屬个」の短編七編。


猫を弾く。
読まないとイメージが沸かないと思う、この言葉。

こういうタイトルの本があることを、コバルト文庫をよく読んでいた学生時代に
知っていたのだけど<最初はコバルト文庫だった
タイトルで何となくいい感じを持てず<最初は平仮名だったし
読みたいと思った時には、中々手に入らないものになってしまってました。
で、amazonマーケットプレイスで購入。

猫3匹を抱えたオルオラネは、文字通り、猫のあちこちを触って、
鳴き声で音楽を奏でる。
私自身も微妙なところだが、これにちょっと嫌悪感を抱く人もいるかも。
話の中では猫は楽しそうで、嫌そうではないけど。

‘ぼく’が、何と云うかみんな、うじっとした男性が多く、これがちょい鬱陶しい(^^;
それが少し晴れる話なので、みんなわざわざうじっとしてるかもだけど。

実はこの作者の本を読むのは、これが初。
少し‘男目線’な描写がちょい気になるのだけど、デビューでこの感じで
この先もっとこんな感じの作品なんだとしたら、私は合わないかも・・・と思う。
陰陽師とか読んでみたいんだけど・・・。

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『カモメに飛ぶことを教えた猫』 ルイス・セプルベダ/白水uブックス

オンライン書店ビーケーワン:カモメに飛ぶことを教えた猫
カモメに飛ぶことを教えた猫
ルイス・セプルベダ〔著〕 / 河野 万里子訳

人間が捨てた原油のせいで瀕死の状態のカモメ、ケンガー。彼女がたどり着いたのは黒いオス猫ゾルバの元だった。彼はカモメを励ますが、カモメは彼に三つの約束を願う。卵を託されたゾルバは、約束を守り通すことができるのか。

スタバでお茶しながら、あっという間に読んでしまいました。
場所が家だったら、きっとちょっと泣いてたでしょう。随所にほろっときます。
でも悲しく泣ける話ではなく、心温まるもので、「頑張れ!」と
登場人物(動物だけど)達を応援してしまう。

タイトルである程度想像できるものの、話の展開も飽きさせない。
途中の展開は思っていたものと違ったし。
猫を含めた動物達の異種交流と愛情の話だけど、人間にも通じるもの。
自分と異なる相手を認め、好きになれる、ということ。
作者が、自分の子供達のために書いたというのもうなずける、いい本です。

↓続きは少しネタバレ、かも。

『星を見つけた三匹の猫』 ヨルク・リッター/白水uブックス

オンライン書店ビーケーワン:星を見つけた三匹の猫
星を見つけた三匹の猫
ヨルク・リッター〔著〕 / 鍋谷 由有子訳

片目の猫フレデリック、しっぽの先がない猫カストロ、肩を痛めた猫リンゴ。3匹は街の凶悪なネズミの王マードックと敵対していた。
一方雪フクロウのメスランテアは、銀色猫のエンリルに、彼らのことと、他に‘ちび星’のことを話して聞かせていた。
猫を根絶やしにしようと計画するマードックに3匹は・・・・・・。そしてちび星や銀色猫との関係は。


あらすじが上手く書けません(-_-;
あらすじを読んでも何だか判らないかと思いますが、読んでも何だか・・・(^^;
帯には「魂の成長を描いた、感動のファンタジー!」とあるけれど、
うーん、そうなのかな。
最後の方になって、ちょっと宗教思想みたいなものは感じるけど。

猫を根絶やしにしようとするネズミとの対立に緊張感はあるし、
いかにもファンタジーな、ちび星の話も面白いには面白いし、
キャラクターとしての雪フクロウと銀色猫はいいけど・・・・・・
クライマックスに来て関係が判っても、「はぁ? ・・・ふーん。で?」
「何が云いたいんだか判んない」という感じ。
ちょっと期待していただけに、何かがっかり。

原題は『Der Katzenstern』。ドイツ語?
猫の星、という意味らしいです。

『だれも猫には気づかない』 アン・マキャフリー/創元推理文庫

オンライン書店ビーケーワン:だれも猫には気づかない
だれも猫には気づかない
アン・マキャフリー著 / 赤尾 秀子訳

中世。エスファニア公国。老摂政マンガンが亡くなった。素晴らしい人物だった彼の死を、誰もがみな惜しむ。彼が仕えていた若き王ジェイマス五世も悲しみにくれた。国境線でもめているが、いくさ好きの王を諌めてきたのは、これまでマンガンだった。
しかし老摂政は王によき助言者を遺していた。それが猫のニフィだとは誰も気づかなかった。
王に迫る危険、隣国の罠、お妃選びの難題もニフィが解決!


著者の孫娘に捧げられた本、というのが微笑ましい。
「この本を自分一人の力で読むことができる」という孫娘さんなので、
この言い回しのイメージとしては小学生くらいかなと思う。
原本が、英語圏の子供にとってどれくらいで習うレベルなのかは判らないけど。
でも、この本は、ルビがふってある漢字はかなり少なく、本をよく読む小学生ならともかく
普通〜の小学生では漢字が難しいんじゃないかなぁと思う。

とは云え、完全‘子供向け’という訳でもなく、大人が読んでも面白い。
今回ここに書くために読み返してもそう思った。

猫は猫らしく行動しているだけで、凄く特別な行動をしている感じはない。
でもちゃんと王を守って国のために動いている。
周りの人間もニフィに対してちゃんと正しい態度をとっていることが嬉しい。
著者も猫が好きなんだろうなぁと思える。
猫は、友に値すると思ったら、その人間を‘受け入れて’くれます
(中略)
ゆたかな毛をもつ、ひとつの人格なのですよ

この言葉を云ったマンガンを、私まで‘惜しい人を亡くした’と思ってしまった。
こんなに猫を理解している人を、と。

ハラハラする場面もありながら、軽く読める楽しい本です。

『トマシーナ』 ポール・ギャリコ/創元推理文庫

オンライン書店ビーケーワン:トマシーナ
トマシーナ
ポール・ギャリコ著 / 山田/蘭訳

トマシーナはメアリ・ルーという7歳の少女に可愛がられている猫。あの‘ジェニィ’の血脈を受け継いでいることが自慢。
メアリの父親マクデューイ氏は、動物に愛情も関心もない獣医。神や非科学を全く信じず、一人娘のメアリだけが愛情の対象。トマシーナのことはよく思っていず、トマシーナの病状にあっさり安楽死を宣告した。
トマシーナを失い心を閉ざすメアリを、マクデューイ氏は一時的だろうと深刻に受け止めず大切なことを見逃し、事態は悪化していく。

一方、町外れに一人暮らし、周りからは‘魔女’と呼ばれるが、動物を癒す不思議な力をもつ女性ローリ。彼女との出会いが、それぞれを変えていく…。


数年前母親を失い、トマシーナと父にべったりの少女メアリ。
自分を連れ歩くメアリにうんざりしてるように見せかけながら、とても少女を大切に
思っているトマシーナ。
妻を動物由来の病気で失い、一人娘のみに愛情を注ぐアンドリュー・マクデューイ獣医。
それまで愛情ある暮らしをしていると思っていた父と娘が、‘トマシーナの安楽死’で
バランスが崩れる。

相手の心情や状況を見ず、弱ってきた動物にすぐ安楽死を選択する獣医師には
ほんっとうに腹が立つ。
人間の医者になりたかったのに父親のせいでなれなかった。妻を人畜感染症で失った<多分
そんなことからこんな頑固で冷徹な人柄になったんだろうけど、端から読んでいると
単なる自分の非は認めない、自分勝手なエゴイストにしか見えない。

そのせいで、メアリがマクデューイ氏にする仕打ちも「ざまーみろ」的な感情をもって
読み進める。
…のだけど、それでも後半段々マクデューイ氏に「もっと変わって欲しい」
と願い、心ならずも応援したくなる気持ちになるのは何故だろう。

上記に書いた感じだけだと、ファンタジーではなくただ物語っぽい。
けれど、これはファンタジーであり、再生・恋愛・愛情の物語です。

『さすらいのジェニー』 ポール・ギャリコ/大和書房

オンライン書店ビーケーワン:ジェニィ
ジェニィ
ポール・ギャリコ〔著〕 / 古沢 安二郎訳

<ハードカバーと文庫版とでタイトルが違います
<私が持っているのは記事タイトルに書いたタイトルのハードカバーですが
<文庫版も出ているので、上にはそちらを載せてます

8歳の少年ピーターは、両親が忙しく淋しい思いをしているが、そんな気持ちを押し殺している。猫が大好きだけれど、自分の世話をしてくれるばあやが猫嫌いなために家で飼うことができない。
可愛い仔猫を見つけ、撫でようと追いかけたところを、車にはねられてしまったピーター。しかし目を覚ました彼は、真っ白な猫になってしまっていた!
家を追い出され、あらゆるものから逃げ惑い、ボス猫にやられ……、運命の猫ジェニーと出会う。彼女と出会い、猫として冒険をしていくうち、ピーターは成長していく…。


泣けます。
前に読んだときにも泣いたのだけど、こんなに途中途中で泣ける話だったかな<歳?(^^;

猫になりたいな〜と少なからず何度も思ったことがある私だけれど、
これを読むと‘猫社会って大変’と思って躊躇する。
<思ったからって猫になれる訳ではないのに(笑)
でも、書かれていることは猫だけでなく、人間にも通じることなのだと思う。
挨拶をすること、礼儀正しくすること、ルールを守ること…。
実際、猫の方が守れていて、人間の方が守れてなかったり?

ピーターの猫としての成長が、彼を人間としても成長させていく。
それもこれも‘ジェニー’がいてこそ。
勿論欠点がない訳じゃないジェニーだけれど、愛情深く、ただ優しいだけでなく
何が一番ピーターのためになるのかを考えてくれる。
ピーターがジェニーを好きなように、私もジェニーが大好き。

ハラハラドキドキ<と書くとありきたりだけど>のファンタジー。
猫好きに絶対オススメしたい本です。
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