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  • 2014.06.03 Tuesday
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『小指の先の天使』 神林長平/ハヤカワ文庫

オンライン書店ビーケーワン:小指の先の天使
小指の先の天使
神林 長平著

表題作他、「抱いて熱く」「なんと清浄な街」「猫の棲む処」「意識は蒸発する」「父の樹」の短編六編。
超生システムという、仮想世界がキーとなる連作集。


猫が主に出てくるのは『猫の棲む処』だけだけれど、他にも言葉として
出てくる部分はあり。
猫本とするのはどうか悩んだけど、気分的に猫本ブログに入れる。表紙も猫だし(笑)

簡単に云うと、映画のマトリックスのようなシステムが存在する世界。
それぞれの時代設定はバラバラで、その在り方も主人公も違う。

それぞれの短編は1981〜2003年の間に書かれたもので、20年以上も開きがあるらしい。
だからマトリックスのようなと書いたけど、こちらの方が先のものも。

神林作品は、短編集は他に『狐と踊れ』しか読んでいないのだけれど、
どうにもならない閉塞感みたいなのがあるものが多い。
世界に独特の雰囲気がある。
全く救いがない、という状態にも思えるものもあるのに、登場人物たちは
結構淡々としている。感情の起伏が少ない人が多いというか。

猫の話も、楽しい話ではないけど、救いがない感じでもない。
老人と猫という組み合わせは好きだし。
人生に猫は必要だよね♪
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『いつか猫になる日まで』 新井素子/集英社コバルト文庫

オンライン書店ビーケーワン:いつか猫になる日まで
いつか猫になる日まで
新井素子著

あたしは‘もくず’というあだ名の(本名は海野桃子)、20歳になる大学生。変な夢を見た翌朝、親友で精神感応ができるあさみも同じような夢を見たらしいと判る。
あさみと一緒に、殿瀬君、木村さんに家まで送ってもらう途中で、近所の公園にUFOが不時着するのを見てしまった! 翌日他に2人が加わって、UFO調査。すると宇宙人たちは、地球をめぐって戦争をしていると云うのだ。戦争を終わらせるために、UFOを乗っ取って戦う羽目に!


実家に置いてあったのを持ってきて読みましたー。
私が持っているのは1984年に発行されたものだけど、今年5月に新装版で↑のが出た様子。
多分、私が初めて‘この作者の本をもっと読みたい!’と思った人が、この新井素子さん。
中学3年かな。読んでいると何となく当時を思い出す(笑)

自分とわりと近い世代の作者で登場人物で‘小説’というのが、多分他に当時
凄く少なかったのだと思う<当時はミステリよりSF好きだった
コバルト文庫が出始めた頃かな。
新井素子さん独特の文体にもすんなり入り込めた。

SFコメディと書いてあるだけあって、軽いノリでおちゃらけているのだけど
でも実は重い中味。初期の素子さんってこういうのが多い。
<いや、最近の『チグリスとユーフラテス』なんかも重いけど救いがある
けど嫌な感じではないので、気楽に読めると思う。

大人になって読んでみても、やっぱり好きだなぁ。
素子さんにはエッセイよりやっぱりSFを書いて欲しい。
あ、ちなみに‘猫’そのものは出てきませんデス。

『八月の博物館』 瀬名秀明/角川文庫

オンライン書店ビーケーワン:八月の博物館
八月の博物館
瀬名 秀明〔著〕

小説家の‘私’、私の書く物語の登場人物で19世紀の考古学者オーギュスト・マリエット、‘私’の少年時代・亨。
‘私’は物語に行き詰まりを感じ、マリエットは盗掘に憤り・・・
作家志望の亨は小学6年の夏休みを迎えていた。近くにありながらそれまで行ったことのなかった場所で、奇妙な博物館を見つける亨。そのミュージアムでは扉を開くたび、ありとあらゆるものを見ることができた。不思議な美少女・美宇と、黒猫・ジャックと一緒に、ある謎を解きあかそうとする冒険が始まる。


八月と云えば、この本。八月になると読みたくなる。
カテゴリをSFにしたけれど、SFファンタジー、かな。
小学生最後の夏休みの冒険物語。でもただそれだけの話じゃない。

著者と同世代<一つ違い>で、同じ静岡県出身のせいか、小学校時代の記述に
妙に同調してしまう。普段思い出しもしないのに、読んでいると蘇ってくる。
若い人より、ある程度の年代の人の方が物語に同調できると思う。
私も本が好きで図書室によく行ってた。校門から出て左側は通学路じゃなかったから
全然行かなかった。‘通学路’というのが決められてて、他の道を通っちゃいけなかった。
私ももし、‘左側’に行っていたら、このミュージアムに行けたのかも、なんて
つい思ってしまう。

解説で有栖川有栖さんが書いているように、「書物と読者の間には《選び・選ばれる》
関係がある」、とこの本を読んで同じように思った。
そして同じように、‘選ばれた’と感じた。こう書くと何だか大げさだけど。
《小説家を勇気づける小説》とも、書かれているけど、本当にそう思う。
私は小説家ではないけど、そういう趣味があるせいか
<と云ってもここのところ全くまともに書いてないけど
この物語が好きでしょうがない。
この物語にとても同調してしまう。

書いてくれてありがとう!という気持ちでいっぱいです。

『・・・・・絶句(上)(下)』 新井素子/早川書房

読書…絶句〈上〉
…絶句〈上〉
新井 素子
…絶句〈下〉
…絶句〈下〉
<ちなみに私が持ってるのは文庫版ではなくソフトカバー(ノベルズ版?)

SF作家志望で19歳の大学生、新井素子。新人賞に応募するために書いてる小説「・・・・・絶句」が全く進まない。投げ出した夜、想像上のその登場人物達が素子の前に現われた。突然実体化してしまった‘絶句キャラクター’達は現実生活に入り込んでいく。別の場所で実体化していたキャラクター、美弥&ロージーは猫達の境遇に憤り猫革命を起こそうとしていて、それに‘絶句キャラ’達も共感し、猫だけではなく沢山の生物が参加して動物革命! 素子は素子で誘拐されたり命を狙われたり。
そもそもこうなったのは次元空間の‘事故’のせいで、それを正そうとする‘もの’が現われ・・・。


何と云うか、青春時代に(笑)読んだ小説。多分ちょうど20年前。
今再読してみると、ちょっとだけ感じ方が違う部分もあるけれど、それでもやっぱり
その頃の感覚を思い出したりする。
素子さんと云えば一人称で‘あたし’が主人公が多く<途中事情で三人称になったりもする
この素子ぶしが合う人と合わない人といるかと思う。
どの辺が猫本でSFなのかというと、猫達を率いるのが人猫である美弥で、
猫がメインの動物革命だから、猫はいーっぱい出てくる。
地球上に現われる‘地球を管理するもの’も青い猫の姿をしてるのだ。
SFだけど小難しい感じは全くなく、でも考えさせられる話ではある。

『夏への扉』 ロバート・A・ハインライン/ハヤカワ文庫

オンライン書店ビーケーワン:夏への扉
夏への扉
ロバート・A・ハインライン著 / 福島 正実訳

世のなべての猫好きに この本を捧げる

猫の登場するSF。もうこれは王道です。
主人公ダンと飼い猫ペトロニウス・・・愛称ピート。ピートは冬になると家中のドアをダンに開けさせ、そのどれかが‘夏’へ通じていると信じている猫。ドアの向こうが‘冬’だとダンを責める。
そんな1970年の冬。ダンは親友と婚約者に裏切られ、大切な発明品も失い絶望のどん底にいた。コールドスリープでピートと共にその現実から逃避しようと契約するが、裏切った二人に思い知らせようと思い直し会いに行く。だが、また策略にはまってしまう・・・。


前3分の1くらいはダンのふがいなさに苛々。
でもそれも、どうやってこの先逆転していくかの前置きと思えば、それも楽しめるかも。
猫が出てくるSFで、猫好きに捧げられてるけれど、実際猫の登場シーンはそんなに多くないし、
すんごい活躍している訳でもない(と思う)。
でも主人公がピートを凄く大切にしているので、その分もあって猫好きにオススメできるSF本。
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